過去の苦労話 第4回:8インチFDとAccess無双

 

〜基幹システムに「カチこみ」を入れた、深夜のデータ更新戦記〜

新システムが導入される前、商品データの更新は年に一度の「神聖な儀式」でした。サポート会社のSEが、今では博物館でしか見られない**「8インチのフロッピーディスク」**を抱えて来社するのです。ストックフォームの山: 更新の記録をドットプリンタで出力するのですが、一回の更新でストックフォーム(あの横長の連続用紙)を一箱使い切るほどの量。終わる頃には、文字通り紙の山に埋もれていました。しかし、新システムの導入とともに、私は「禁断の武器」を手にします。

オフコンのDBに直接アクセスできる「ODBCライブラリ」です。

1. MS Accessという「変態的」な相棒当時の私は、基幹DBと仕入れ先のデータをMS Accessに取り込み、そこで「合体(インナージョイン)」させて更新するという手法を編み出しました。データの取り込み: 基幹の全商品データと、仕入れ先の最新データをAccessへ。

空き番リストからの自動採番: 追加分には、あらかじめ用意しておいた「空き番リスト」から新しい管理コードを自動で付番。

インナージョイン更新: 当時のAccessは、クエリで結合したまま基幹テーブルを直接書き換えられたのです。今思えば恐ろしい「変態クエリ」ですが、これが爆速でした。

2. 「入力コード=カタログコード」という劇薬この時、現場の利便性を最優先し、「入力コード」に仕入れ先のカタログコードをそのまま採用しました。
これが現場には大ウケ。「カタログの番号を叩けば商品が出る!」と。……まあ、のちに「別メーカーでコードが重複する」という事件を引き起こすのですが、それはまた別の物語です。

3. 100件ずつの「祈り」と「コミット」最初は一括更新していましたが、やはり安定性が怖い。そこでVBAを書き、レコードセットで1件ずつ確認しながら、100件ごとに「コミット(確定)」を出す形に進化させました

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