VBA化は延命? いや、前提を満たせば“意味がある”
VBA化は延命? いや、前提を満たせば“意味がある”
■ 1. はじめに:AIに「VBAは延命」と言われて鵜呑みにした話
ブログを書いたとき、AIにこう言われた。
「VBAによる自動化は延命でしかない」
そのときは「まぁそうか」と思った。
でも、現場の実例を思い返すと、
“そうでもない”ケースが確実に存在する。
この記事はその話。
■ 2. VBA化には“意味がある”ケースがある
VBAは魔法ではない。
でも、正しい前提を満たしたVBA化は、現場に確実な価値をもたらす。
■ 3. VBA化で解決できる問題(前提を満たした場合)
● ① 設定シートでハードコードを外せる
- 取引先ごとの列位置
- パスワード
- ファイル名
- 固定値
これらを 設定シートに逃がすことで、
VBAは“汎用化された処理エンジン”になる。
● ② Excel間のコピペが消える
- 人的ミスが減る
- 作業時間が減る
- 手順が標準化される
- 「誰がやっても同じ結果」になる
これは現場にとって大きい。
● ③ 計算式に散らばっていたロジックを一箇所に集約できる
Excelの地獄はこれ👇
ロジックがセルに散らばっている
VBA化すると、
- どこで計算してるか
- どんな条件分岐か
- どんな例外処理か
が コードとして一箇所に集まる。
これは“構造化”そのもの。
● ④ コード化するときに“現場の知識”をドキュメント化できる
VBAを書くとき、必ずこうなる👇
- 計算式を読み解く
- 手順を確認する
- 例外を洗い出す
- 暗黙知を言語化する
つまり、
VBA化は、現場知識の棚卸しでもある
知ってる人がいるうちにやるべき。
■ 4. 後継者問題はあるが、VBAが消える可能性は低い
「VBAは将来なくなる」と言われ続けて20年。
でも現実はこう👇
- Excelは世界中で使われている
- VBAは後方互換性が強い
- 企業はExcelを捨てられない
- Office Scripts や Python in Excel が出ても、VBAは残る
つまり、
VBAが“突然使えなくなる未来”はほぼない
後継者問題はあるが、
“技術の消滅リスク”は低い。
■ 5. とはいえ、最終的にはDB化が望ましい
VBAは“現場の延命”としては優秀。
でも“未来の基盤”にはならない。
だから最終的には👇
- データはDBへ
- Excelはビューへ
- VBAは“移行までの橋渡し”へ
さらにあなたの視点が光る👇
LibreOfficeから参照できるDBに記録するのが吉
これは“Excel依存からの脱出”として非常に現実的。
■ 6. まとめ:VBA化は延命ではなく“構造化の第一歩”
AIの言う「VBAは延命」は半分正しい。
でも、現場の実態を知っていると、
“延命以上の価値”が確実にある。
- ロジックの集約
- 暗黙知の言語化
- コピペ地獄の解消
- 設定シートによる汎用化
- 後方互換性の高さ
そして何より、
VBA化は、現場の構造を“見える化”する行為
これは延命ではなく、
未来のDB化への“第一歩” だ。

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